マンガ家の仕事はマンガを描く事です。近年は分業化が進んでいるので、ストーリーと作画の作家が別と言うこともめずらしくありません。しかし、ストーリーを作ってそれを実際にマンガとして完成させることができなければ、マンガ家とは呼べません。もちろん両方できてはじめてデビューへの登竜門である新人賞の選考対象となります。そのとき、人だけでなく、背景や静物も自分で描けなくてはいけません。経験を積むにはアシスタントとして現場の仕事をしてみることです。現在は出版社への持ち込みでマンガ家になるということはなくなっています。各雑誌の新人賞を受賞することがマンガ家への道です。
マンガ家の収入はばらばらで、月収6〜8万の人からアニメ化されて年収10億という人もいます。収入が少なくてもマンガ家として続いていればいいですが、面白いマンガを生み出し続けるプレッシャーに負けて、せっかくデビューして大きな雑誌で描いていたのに、マンガ家をやめてアシスタントをしている人も沢山います。第一線で走り続けるのには大変な苦労が伴います。
それでも、マンガ家は夢のある職業です。マンガに励まされて病を克服したとか、自殺を思いとどまったとかいう話も聞きます。少年少女時代に心に残るマンガに出会えるのは良い事です。マンガ好きな人は、がんばって賞に応募し続けてみましょう。
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